2017年 02月 28日
研修 |
日 時 2月 23日(木)14:00~
会 場 金沢都ホテル
主 催 石川県食肉事業協同組合連合会 小売情報交換会
「テーマ」「美味しいお肉を食卓へ!」(食肉の安全・安心について)
1、石川県農林水産部生産流通課
・ 「石川の畜産をめぐる情勢について」
2、石川県農林水産部農業安全課
・ 「加工食品の原料原産地表示の拡大について」
3、金沢市食肉衛生検査所
・ 「お肉の検査について」
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テーマの1として「石川の畜産をめぐる情勢について」
◆ 石川の農業産出額
○ 平成27年次の農業産出額 500億円、うち畜産は91億円となっており、産出額の約2割を占める。
○ 畜種別の全国順位は肉用牛42位、乳用牛37位、豚38位、鶏39位となっている。
◆ 品目別の農業産出額
○ 本県の品目別の産出額では、2位に鶏卵、3位に牛乳、4位に豚、9位に肉用牛と畜産が上位に位置している。
◆ 畜産物産出額
畜産の産出額のうち肉用牛が11%、乳用牛(生乳含む)が32%、豚が20%、鶏(鶏卵含む)が37%となっている。
◆ 飼養頭数および農家戸数の推移(肉用牛)
○ 飼養戸数は24年度までは100個を超えて推移していたが、25年度以降100個数を下回っている
○ 平成27年度の農家戸数は89戸、飼養頭数は2790頭(H28年2月1日)で飼養頭数がほぼ横ばいで推移している。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養頭数(肉用牛)
○ 肉用牛飼養頭数規模別の農家戸数は一戸当たり1~4頭を使用している農家が40%。100頭以上の肉用牛を使用している農家戸数は全体の9%となっている。
◆ 飼養頭数および農家戸数の推移(豚)
○ 農家戸数、頭数は15年以降横ばいで推移している。
○ 一戸当たりの平均飼養頭数は20年の1643頭をピークに21年は減少したが、その後はほぼ横ばいで推移している。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養頭数(豚)
○ 肥育豚飼養農家戸数は14戸のうち1000頭規模の農家が約4割。2000頭を超える農家は3割強。500頭未満の農家が2割となっている。
◆ 飼養羽数および農家戸数の推移(採卵鶏)
○ 平成15年以降、飼養戸数、羽数ともに減少傾向にあり。
○ 平成27年の飼養戸数は20戸。使用羽数は1100千羽となった。
○ 一戸当たり成鶏メス飼養羽数は増加傾向である。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養羽数(採卵鶏)
○ 採卵鶏農家20戸の内、一万羽未満を飼養する農家割合は40%。一万羽以上10万羽未満を飼養する農家戸数は35%。10万羽以上を飼養する農家は20%となっている。
◆ 飼養頭数および飼養農家戸数の推移(乳用牛)
○ 農家戸数、頭数は減少傾向にあり、平成27年の農家戸数は64戸。頭数は3760頭となった。
○ 一戸当たりの平均飼養戸数は横ばいの状況が続いている。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養頭数(乳用牛)
○ 乳用牛飼養農家戸数は一戸あたり50頭未満を飼養する農家戸数が全体の65%を占め、100頭以上を占める農家の割合は5%となっている。
◆ 一世帯当たり年間畜産物購入量
○ 金沢市における一世帯当たりの年間畜産物購入量。(平成25年から27年平均)牛肉、豚肉、牛乳は全国中位程度であり、鶏肉は43位となっている。
◆ 能登牛の生産拡大に向けた取り組みについて
「能登牛とは?」
石川県内の生産から販売、流通に至る関係団体で構成する。(能登牛銘柄推進協議会)が平成7年に作成した能登牛認定基準に基づいて認定しています。
「能登牛の特徴」
第9回全国和牛能力共進会鳥取大会にて脂肪に含まれているオレイン酸の含有率が最も高かったことから特別賞「脂肪の質賞」を受賞。(H19)
平成24年度の第10回長崎大会では脂肪の質で出品牛76頭中、全国の3番目に美味しい牛肉として評価を得ている。
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テーマの2として「加工食品の原料原産地表示の拡大について」 原料原産地名の表示拡大案については今年夏ごろには施行される予定とのことです。
消費者にとっては食品選択をする目安として助かりますが、説明の中でさまざまな例外表示等もあることから当分の間表示を読み解く力を身につける必要があると思います。
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テーマの3として「お肉の検査について」
* と畜場 生きた家畜(牛、豚など)を食用に処理するための施設
* と畜検査 と畜場において食用にするためにと殺、解体される家畜を一頭ずつ全て検査すること
検査の内容
疾病排除、薬剤残留の排除、衛生監視・・・安全・安心な食肉
衛生検査所内での検査
疾病排除、病理検査、細菌検査、BSE検査
1、特定部位の除去(平成13年10月~)により、日本においてBSEが発生する可能性は極めて低い。
2、国内で確認されたBSE感染牛は平成21年を最後に確認されていない。
「と畜場のHACCP」
と畜場法施行規則改正(平成27年4月1日施行)によりHACCPの手法を用いた衛生管理が規定されました。
平成28年10月運用開始
石川県金沢食肉流通センターHACCPチーム(計画・構築・運用) ← 食肉衛生検査所(助言・監視・検証・指導)
○次のことに十分注意してください
1、お肉の生食は避けましょう
2、しっかり加熱して食べましょう
3、器具の使い方に気をつけましょう
4、お箸に付いた菌は簡単には死滅しません
5、食べる時は清潔な器具を使いましょう
会 場 金沢都ホテル
主 催 石川県食肉事業協同組合連合会 小売情報交換会
「テーマ」「美味しいお肉を食卓へ!」(食肉の安全・安心について)
1、石川県農林水産部生産流通課
・ 「石川の畜産をめぐる情勢について」
2、石川県農林水産部農業安全課
・ 「加工食品の原料原産地表示の拡大について」
3、金沢市食肉衛生検査所
・ 「お肉の検査について」
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テーマの1として「石川の畜産をめぐる情勢について」
◆ 石川の農業産出額
○ 平成27年次の農業産出額 500億円、うち畜産は91億円となっており、産出額の約2割を占める。
○ 畜種別の全国順位は肉用牛42位、乳用牛37位、豚38位、鶏39位となっている。
◆ 品目別の農業産出額
○ 本県の品目別の産出額では、2位に鶏卵、3位に牛乳、4位に豚、9位に肉用牛と畜産が上位に位置している。
◆ 畜産物産出額
畜産の産出額のうち肉用牛が11%、乳用牛(生乳含む)が32%、豚が20%、鶏(鶏卵含む)が37%となっている。
◆ 飼養頭数および農家戸数の推移(肉用牛)
○ 飼養戸数は24年度までは100個を超えて推移していたが、25年度以降100個数を下回っている
○ 平成27年度の農家戸数は89戸、飼養頭数は2790頭(H28年2月1日)で飼養頭数がほぼ横ばいで推移している。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養頭数(肉用牛)
○ 肉用牛飼養頭数規模別の農家戸数は一戸当たり1~4頭を使用している農家が40%。100頭以上の肉用牛を使用している農家戸数は全体の9%となっている。
◆ 飼養頭数および農家戸数の推移(豚)
○ 農家戸数、頭数は15年以降横ばいで推移している。
○ 一戸当たりの平均飼養頭数は20年の1643頭をピークに21年は減少したが、その後はほぼ横ばいで推移している。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養頭数(豚)
○ 肥育豚飼養農家戸数は14戸のうち1000頭規模の農家が約4割。2000頭を超える農家は3割強。500頭未満の農家が2割となっている。
◆ 飼養羽数および農家戸数の推移(採卵鶏)
○ 平成15年以降、飼養戸数、羽数ともに減少傾向にあり。
○ 平成27年の飼養戸数は20戸。使用羽数は1100千羽となった。
○ 一戸当たり成鶏メス飼養羽数は増加傾向である。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養羽数(採卵鶏)
○ 採卵鶏農家20戸の内、一万羽未満を飼養する農家割合は40%。一万羽以上10万羽未満を飼養する農家戸数は35%。10万羽以上を飼養する農家は20%となっている。
◆ 飼養頭数および飼養農家戸数の推移(乳用牛)
○ 農家戸数、頭数は減少傾向にあり、平成27年の農家戸数は64戸。頭数は3760頭となった。
○ 一戸当たりの平均飼養戸数は横ばいの状況が続いている。
◆ 飼養規模別農家戸数割合および飼養頭数(乳用牛)
○ 乳用牛飼養農家戸数は一戸あたり50頭未満を飼養する農家戸数が全体の65%を占め、100頭以上を占める農家の割合は5%となっている。
◆ 一世帯当たり年間畜産物購入量
○ 金沢市における一世帯当たりの年間畜産物購入量。(平成25年から27年平均)牛肉、豚肉、牛乳は全国中位程度であり、鶏肉は43位となっている。
◆ 能登牛の生産拡大に向けた取り組みについて
「能登牛とは?」
石川県内の生産から販売、流通に至る関係団体で構成する。(能登牛銘柄推進協議会)が平成7年に作成した能登牛認定基準に基づいて認定しています。
「能登牛の特徴」
第9回全国和牛能力共進会鳥取大会にて脂肪に含まれているオレイン酸の含有率が最も高かったことから特別賞「脂肪の質賞」を受賞。(H19)
平成24年度の第10回長崎大会では脂肪の質で出品牛76頭中、全国の3番目に美味しい牛肉として評価を得ている。
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テーマの2として「加工食品の原料原産地表示の拡大について」
消費者にとっては食品選択をする目安として助かりますが、説明の中でさまざまな例外表示等もあることから当分の間表示を読み解く力を身につける必要があると思います。
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テーマの3として「お肉の検査について」
* と畜場 生きた家畜(牛、豚など)を食用に処理するための施設
* と畜検査 と畜場において食用にするためにと殺、解体される家畜を一頭ずつ全て検査すること
検査の内容
疾病排除、薬剤残留の排除、衛生監視・・・安全・安心な食肉
衛生検査所内での検査
疾病排除、病理検査、細菌検査、BSE検査
1、特定部位の除去(平成13年10月~)により、日本においてBSEが発生する可能性は極めて低い。
2、国内で確認されたBSE感染牛は平成21年を最後に確認されていない。
「と畜場のHACCP」
と畜場法施行規則改正(平成27年4月1日施行)によりHACCPの手法を用いた衛生管理が規定されました。
平成28年10月運用開始
石川県金沢食肉流通センターHACCPチーム(計画・構築・運用) ← 食肉衛生検査所(助言・監視・検証・指導)
○次のことに十分注意してください
1、お肉の生食は避けましょう
2、しっかり加熱して食べましょう
3、器具の使い方に気をつけましょう
4、お箸に付いた菌は簡単には死滅しません
5、食べる時は清潔な器具を使いましょう
by seikengroup
| 2017-02-28 13:36